風が運んでゆく 誰もが向かう場所へ長い旅を終えて 等しく深い海へ溶けてゆく 今は 凪いだ水の上に身を任せて眠ろう 落ち葉になってららら さよなら 僕は 飛んでゆく塵一つも 遺さずに 千々にららら さよなら どうか 泣かないで君の胸に 最期まで 居るから風が運んでゆく 僕の知らない場所へ君の心にある 何処にもない彼岸へ何よりも 君が 僕の生きた証抱き締めることはもう できないけれどららら さよなら 僕は 飛んでゆく一欠片も 零さずに 永久にららら さよなら どうか 泣かないで君の中で いつまでも 生きてる身体も 声も 歌も 涙も全てを 連れてゆけ風の音が消えて 灯は灰になって何も怖くはない 笑ってゆけるだろうららら さよなら 僕は 飛んでゆく塵一つも 遺さずに 千々にららら さよなら どうか 泣かないで君の中に いつまでも 居るから